「いがちゃん、20日は稚魚稚貝パレードがあるよ」
と言われ、ずっと前からこの日の午後の予定を空けていました。
いきなり「稚魚稚貝パレード」と言われてもピンとこなかったのですが、
当日になるまでに情報を集めたところ、
・毎年小学校の鼓笛隊がパレードをやる
・稚魚稚貝の歌を歌う
・稚魚の放流を行う
というような概要が見えてきました。
日本の漁業が衰退しているということは、
今まで海から縁遠かったわたしでもなんとなくは知っていることです。
大きな要因として、獲れる魚の量が減っていることがあげられます。
なぜ、魚が減ったのか。
これにもさまざまな理由がありますが、
今まで獲りすぎてしまった、というのがどうも大きいらしいんです。
特に獲りすぎで問題になるのが、まだ産卵するほど成長していない小さな魚や貝。
子孫をのこして数を増やす前に獲ってしまえば、単純に数は減ってしまいますよね。
そこで、今後の漁業のために残しておくべき稚魚や稚貝は、網や釣りにかかっても海に還しましょう。
という取り組みが進んでいます。
これは、海外では実際に効果が得られているらしいです。
ちょっと固い話になりましたが、
海のため、食のため、未来の漁師のために、
「稚魚、稚貝を大切にしよう!」というメッセージを
子どもたちが歌にのせて島を練り歩くのが、この稚魚稚貝パレードです。
途中立ち演奏を行った答志市場にて、
漁協の青壮年部のおにいさんたちからヒラメの稚魚をもらい、放流しました。
普通だったら、代表者の子たちがぱっと放流して終わりかも知れないけれど、
しっかり全員分の稚魚が用意されていて、全員が体験できます。
こういうところがコンパクトな小学校のメリットだな、と感じますね。
(答志小学校は全校児童約50人※訂正約70人です)
午後1時半から約2時間半に渡って、
4カ所でパレードと立ち演奏が行われました。
子どもたちが歩いた距離は実に3km!!
関心します。
リパブリック讃歌に歌詞をつけた「あわびのうた」の歌詞が聞き取れなかったので、
来年は一緒に歌えるように教えてもらおうと思います!!
※追記:Instagramに動画を投稿したのでご覧ください。