155　離島の車検事情　I had my car inspectred

こんにちは、答志島のいがちゃんこと五十嵐ちひろです。だんだん秋めいて来ましたね。以前車のある島ぐらしについてのお話をしましたが、車を持ってたら必ずやってくる「車検」のタイミングになったので、愛車のラパンを車検に出しましたよ。

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答志島に移住してから、しばらくは島でも本土でも車の無い生活を送っていましたし、実家では必要であれば親の車を借りる程度で基本的には車を使わなくてもいい生活をしていたので、自分の車を持つのは初めて。なので、車検ってどんな風にするのかもどれくらいお金がかかるかも分かりませんでした。

車検が切れるのが9月だったので、9月に入ってから動き出しました。今振り返るとよくそれで間に合ったな、って感じなんですけど、この先読んでもらえば分かりますが、思った以上にとんとん拍子にことが進んだんです。

車検はアワヘイというガソリンスタンドに頼むことにしました。車の販売や車検もしているお店です。以前誰かがアワヘイで頼めばいい、って言っていた気がするし、本土に住んでいる知人もアワヘイで車検していたので。そして、運搬は和具の安盛丸に頼もうと思っていました。船長がいつも良くしてくれていて、車を買ったときももちろんお願いしたし、家電を運ぶときに結局運搬船を使わずに定期船で運ぶことになったときも、桟橋までフォークリフトで持って行ってくれたり、エンストした車を直してくれたりと面倒を見てくれるんです。

結局9月13日になってようやくアワヘイへ連絡しました。電話で受け付けてくれた方が「17日ならできますよ、答志で使っている車なら中野郷まで取りに行きます、運搬はどちらに頼みますか？」と言うので「安盛丸です」と伝えるとそれからはほとんどわたしがすることは無し。

運搬船で運ぶものはみんな中野郷という本土の港に着くので、そこから4kmほど先のアワヘイまで車に乗って行ったら帰りの足が無いことが不安だったんですが、（元都会人なのでいざとなったら歩こうと思っていたけど）それも解消され、その先は船長とアワヘイでうまく日程を調整してくれました。しかも、仕事で朝から出かける予定の16日に送るのが決まったのですが、ラパンを駐車している所から船までも船長が運転して行ってくれたので、わたしは必要な書類を用意して車に乗せておくだけっていう。離島の車検意外と楽だぞ？

ところで、答志島に住んでいると言うと、ときどき鳥羽の本土に住んでいる人に「あそこはナンバープレートの無い車が走っているだろう」と言われます。何年も前にさかのぼれば、ナンバープレートが無かったり、車検が切れていたり、ということが頻繁にあったようですが、ナンバープレートのついていない車は今のところ見たことがありませんね。

これは離島に住んでいなかったら全然関係ないので、一般の人はなかなか知る機会もないことだと思うんですが、運転する地域が離島限定だと自賠責保険が安くなるんです。電車が無くて車への依存度が高いことや、保険料の支払いが統計上少ないことなどが理由のようです。事故が起きても当事者同士で話つけてしまいそうな感じは確かにあるなあ。

最初に車を買ったときにはしていなかった下回りのコーティングをしてもらいました。買ったお店は松阪の中古車店で、担当してくれた人が離島の人に車を売り慣れていなかったようで「車の下コーティングした方が良いですか？」と聞いてもいまいちはっきりとした答えがもらえなかったからそのときはしなかったんですが、今回はお店の人が「駐車している場所が海から近いならした方がいいです」としっかりとアドバイスがもらえました。うちのラパンは海から10歩の所に停めているので、アドバイスを聞いて即決です。

他にもエンジンオイルを交換してもらったり、クーラーのガスを補充してもらったりと「車検通すだけ」よりは色々してもらったので、運搬船の料金も合わせると90,540円かかりました。車本体は30万円そこそこで購入しているので、それに対しての車検としては割高だったかな、と思うのですが激安中古車でもちゃんとメンテナンスすれば長く乗れるんじゃないかな、と希望を持ってしっかりめにケアをしてもらいました。また、本土で乗っている車なら、ガソリンスタンドにちょっと寄ってエンジンオイルを交換してもらう、ってこともできるけど、2年に1回の車検のときぐらいしかそういうのもできないので、やっぱりしっかりやってもらって良かったな、と思っています。

18日に答志島に戻って来たラパンは、窓が水をはじくし、車内もきれいだし、ハンドルも軽いし運転しやすくなって大満足です。引き続き車のある島ぐらしを楽しむぞ～。