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146 業務用冷凍庫が欲しい Refrigerator is necessary

こんにちは、答志島のいがちゃんこと五十嵐ちひろです。田舎暮らしあるあるで、わたしも色んな食べ物を人からいただき、とてもありがたいのですが、ちょっと困ってしまうのがその保存です。野菜や果物は涼しい時期なら廊下にでも置いておけばいいのですが、魚やわかめなどの生ものは、長期保存用に処理して冷凍庫に入れることが多いです。続けざまに色んな所から貰い物があると、あっという間に冷凍庫はキャパオーバーに。移住者のわたしですらこのような有様なのに、親戚や近所づきあいが昔からある島の人たちは一体どうしているの?って気になりませんか?

めかぶ
めかぶも刻んで冷凍。凍ったまま熱湯かけて食べます。

業務用冷凍庫と島民

実は島の中では多くの家が、業務用の冷凍庫を1つ以上持っています。台所に置いてある冷蔵庫とは別に。上面を開けて使うタイプのあれです。玄関横とか納屋とかに置いています。塩蔵わかめを1年分、ちりめんじゃこ、小さくたたんでチャック付き袋に入ったタコ、わかめの茎の佃煮、下処理をしてタレにつけたイナダ、出来の良かった年の海苔、子どもが帰って来た時に食べさせるアワビ、サザエなどなど・・・。

サザエ
夏に海女漁で獲ったサザエを冷凍しておきます。

自分でとってきたものや、人にもらったものなど、島の中で手に入るものだけでも、たくさん詰めるものがあります。更に、本土で買ったりネットスーパーで頼んだりした冷凍食品も、家族の人数が多ければ大量に必要になりますね。土曜日の朝に船に乗ると、空の発泡スチロールやタイヤ付きの保冷バッグを持っている人が必ずいます。本土で冷凍食品を買ってくるためなんです。

 

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えっ!?そんなものも冷凍?

答志島では、ちょっと変わったものも冷凍します。スーパーで買ったお肉です。もしかしたら常識なのかも知れないけど、わたしは答志島に来てから冷凍するようになりました。それまでは、生の状態で売っている肉をわざわざ冷凍庫に入れたことなんてありませんでした。

 

肉の消費期限を考えると次の買い出し日まで持つわけがないから、冷凍しておくのは当然の解決策になるんですよね。「この明日が期限の鶏ももはトマト煮にしよう」と思っていたら刺身をもらってしまった。なんて時にもパッと冷凍庫に突っ込めばいい、という選択肢ができたことで心に余裕も生まれたので、この方法を知れて良かったです。

 

もう1つの変わったものはパン。島のパン消費量って結構多いんですよ。漁師さんは舵をとりながら片手で食べられるパンが漁のお供に良いんだそうです。また、お年寄りにも、袋を開けてすぐに食べられる菓子パンや調理パンが好まれます。そんな状況もあって、桃取のパン屋さんは人気があるんです。さらに最近は答志にも週末限定のパン屋さんがオープンしています。

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そんなパンなんですけど、やっぱり冷凍するんですよね。桃取のパン屋さんに行ったら答志や和具の人はまず大量に買ってきます。その日のうちに食べない分は冷凍して、漁に出るときに持っていけば、お昼時にはちょうどよく解凍されているわけですね。もちろんそれだけ人気のパンですから近所の商店でも売っているんですけど、売り切れてしまうこともあるので、前に買ったのが冷凍してあると便利です。わたしもパンを冷凍することを覚えました。

 

ちなみにパン同様、肉や冷凍食品も島で手に入れることは可能ですよ。わたしも、お肉はしばしば商店で買っています。ただ本土で買うよりもちょっと高いというのがあって、肉や冷凍食品に限らず色んなものを本土やネットショップで大量に買う人が多いのが現状です。

いつか欲しい業務用冷凍庫

そんなわけで、魚介類に限らず、肉、冷凍食品、パンなど様々なものをストックするために冷凍庫は島暮らしの必須アイテムです。みんなが大きな冷凍庫を持っているのは、色んなものをもらうことだけでなく、島という隔離された環境である程度の食料をストックしておきたい、という心理も少なからず影響しているでしょう。わたしはまだ持っていないけど、いずれは欲しいもののひとつです。