こんにちは、答志島のいがちゃんこと五十嵐ちひろです。以前島の人たちの働き方について紹介した際に、仕事が休みでも地域の行事や奉仕作業で休日が休日にならないことも多い、という話をしましたね。先日の敬老の日の祝賀会で働いていた、町内会や婦人会の役員さんたちの様子について紹介したいと思います。
この日働く人たちは、朝8時に集合し、片付けが終わるまでボランティアで運営をしているわけなんですが、結構おもしろいシステムでやっているんですよ。祝賀会の会場に町内会役員と婦人会用の席が設けられているんです。なので、わたしたち用にちゃんと食事も飲み物も用意されているんです。普通に考えたら、もてなす人ともてなされる人は同席しないし、もてなす人はそれに徹底するものだと思うんですよね。それでお礼にお弁当とかあまったお菓子とかをもらって帰る、というイメージ。
ところが、和具の祝賀会では、スタッフ用にちゃんと席が設けられている。確かに考えてみれば、招待されているおじいさんおばあさんが「お酒が足りない!」「氷おかわり!」と言ったとしても、その時にぱっと動けるんなら、疲れるのにずっと立っている必要は無いし、お腹空かせながら人がご飯食べているのを隣で見ている必要は無いんですよね。
島の人たちのこういうところ、ものすごく合理的でいいな、って思います。
ちなみに、働く人たちの飲酒もOK!何だったら招待客のご老人たちが集まってくる前からみんなビールや酎ハイを飲んでいます。しかも一様に結構な量を飲む。それでも働けるならOK!前のブログでも紹介したけど、婦人会のメンバーは踊りも披露するし「飲んどらなやっとられへんわ!!」というのもあるみたい。笑
そんな感じで働く人同士も「さっきはあの人動いてくれたから今度は私がビール持って行こ」みたいな感じで具合良く動いて、あれこれ話が盛り上がったりして、普通に楽しいんですよね。最後には余ったビールや酎ハイ、ちりめんじゃこを山分けして15時頃解散しました。
休日返上のボランティア労働。いい感じに報酬があって、気楽な方が、みんなが気持ちよく頑張れていいなあ、と思った出来事でした。やるべきことをやって、楽しみもして、って本来労働のあるべき姿かも知れませんね。
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