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124 島ぐらしの必需品!?じんじろ車 Jinjiro cart

こんにちは、答志島のいがちゃんです。ここ半年ぐらいネタ切れの感が否めないこのブログ。しかし、案外と初めて島に来るお客さんにも話すようなことで、このブログで触れていないこともあるな、ということに気づいたので、答志島の基礎的な部分について改めて紹介していきたいと思います。

答志島のごく一般的な世古
答志島のごく一般的な世古

答志島の大きな特徴は、路地がとっても狭いこと。こういう路地のことを島の人たちは世古(せこ)と呼びます。ほとんどの世古は普通の道路みたいにアスファルトなんて敷いていなくて、セメントで固めてあることが多いです。その為、一見「人の家の土地では?」と思うような世古も多いのですが、人ひとり手を広げたらいっぱいになりそうな幅の世古を普通に原付バイクが走っていたりします。

材木を持って世古を歩く人
家を建てるときに使う材木は人力で運ばなければなりません。

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そんな、限られた道しか車やリヤカーが入って来られないような道路事情の中で生まれたのが、じんじろ車です。

鉄製の手押し車
じんじろ車

どこの家にも大体あるものなので、どの世古を歩いていてもじんじろ車が見つかります。それらを見比べてみると、実は一つ一つ形が違うんです。なぜなら、じんじろ車はみんなオーダーメイドだから。大きさ、高さ、持ち手の形にタイヤの太さまで、自分の好きなようにカスタムできます。その為お値段は張るのですが、島の鍛冶屋さんが一つ一つ作ってくれて、購入後のメンテナンスもしてくれるから一生ものなんです。

バイク数台の隣に並ぶじんじろ車2台
バイクの隣に当たり前の顔して駐車してある
プラスチックのカゴがセットされたじんじろ車
カゴを入れるのはポピュラーな使い方です

わたしもなんとなく一つ欲しい。これを持っていれば、より答志島の一員って感じがすると思うし、灯油(水道から出るお湯を沸かすのはガスでは無く灯油なので通年で必要なのです)を運ぶときにあったらいいな、といつも考えているし。値段のことを考えるとまだ先のことになりそうです。最近は市販の小ぶりな台車を使う人も多いのですが、やっぱり形もいいし、ズッシリしているし、じんじろ車がいいなあ。

ブレーキのついたじんじろ車
こちらはブレーキつき
しめ縄がはられたじんじろ車
お正月にはしめ縄つきじんじろ車も出現

答志島に来た際には、島の風景に溶け込んでいる色んなじんじろ車を見つけてみてくださいね。

 

他にも世古で見つかる珍しいものがありますよ↓

まるはち 大般若 しめなわとアラクサイワシ