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105 ライブに行けない!!! I can't go to see a concert!!!

こんにちは、答志島のいがちゃんこと五十嵐ちひろです。目下答志弁習得中のわたしですが、高校、大学時代には英語への興味から洋楽にハマっていました。Avril Lavigne Britney Spears P!nk Shakira Katy Perry Taylor Swift... 特に好んで女性シンガーの歌を聞いていました。ときにはファッションにも影響を受け、ときにはライブにも足を運び。その中でも特に思い入れの強い歌手、Keshaが現在来日中。1日2日に東京で4日には大阪でライブを行うツアーで来ているのです。ああ行きたかった!!だけど、大阪も東京も遠くて、宿泊費かけてまで行けるかというと現在のわたしには無理でした。悲しい。

そこで常々考えていたことがわたしの中で確信に変わりました。島ぐらしをしていて一番残念なことって、文化に触れる機会の少なさです。

都会と田舎の文化機会の多さの違い

春日部に住んでいたときは、いつでも好きなときに映画を見に行けました。だって市内にはシネマコンプレックスが2つもあるし、そこでやっていない映画も東京へ行けば見られる。仕事帰りにレイトショーを見に行ける。

 

ここでは、最寄りの映画館までは船、電車、バスを乗り継いで隣の隣の町まで行かないとならなりません。映画の鑑賞時間より移動時間の方が圧倒的に長いのです。

 

わたしは美術館に行くのも好きです。特に好きなのは印象派で、東京都内では毎年必ずと言っていいほど関連の展覧会がどこかしらで行われています。そんなに頻繁に美術館通いしていたわけではないけれど、特に多く行っていたのは上野の国立西洋美術館と渋谷のBunkamuraザ・ミュージアム。行った展覧会では必ずポストカードを記念に買ってコレクションしています。

 

さて、答志島に来てからわたしが行った展覧会は1年5ヶ月の間に1つ。大阪の国立国際美術館で開催されたバベルの塔展のみでした。実は実家から上野へ行くのと同じくらいの時間で行ける、津市の県立美術館には一度も行ったことがありません。調べてみると結構興味深い展示はやっているのですが、自ら積極的に情報収集しないと見つけられないんですよね。もし関東にいたら、電車に乗るだけで様々な展示の広告が目に入ってきて、自然に情報は入手できるんです。そして、今週末はこれを見に行こう。来月はあの美術館に行きたいな、となるわけです。この差は大きい。

そして、ライブ。どんなに人気があっても、海外のアーティストのライブは三重県ではまずやらない!トーキョー、オーサカ。いいとこナゴヤ。昨年名古屋でKeshaのライブがあったときは頑張って行きました。泊りがけでね。すごく楽しかった。その時にまた今年も来日するだろうことは分かっていたので、また来たいな、と希望する一方で無理かもな、とも思ったのです。で、結局無理でした。ライブって基本夜なので、どんなに近くでやったとしても船に乗れなきゃ宿泊を伴ってしまうんですよね。「交通費、チケット代、更に宿泊費までかけて行く情熱が無いオマエが悪い」と言われたらそれまでだけど、東京や大阪やその周辺地域に住んでいる人はそんな情熱無くても行けるんでしょう?

Kesha 2013 Tokyo
そんなに情熱が無くても気軽に行けた2013年東京でのKeshaのライブ

結局地方の人間はこうやってどんどん文化から遠ざかっていくのです。

この状況を打破するためには

これをわたし個人の問題としてとらえるなら、もうちょっと頑張って自力で情報収集するとか、いつでも東京大阪にひょい飛んでいけるくらい稼ぐ、とかで解決できる簡単な問題だけど、全体としてはどうでしょうか?当然答志島には映画館(昔はあったらしいけど)も美術館もライブハウスも新たに建つことはまず無いでしょう。このようなハード面での不利を持つ地方と、何もかもに恵まれた都市部と、その土地に住む人たちの考える「文化」に大きな差があることには疑いの余地はありません。

 

残念ながら、わたしには「現状はこうです」と発信することはできても、これらの問題を解決手段が思いつきません。深刻な問題だと思うのですが・・・。なにかアイディアがある人がいたら、ぜひおしえて下さいね。

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コメント: 4
  • #1

    amiami (月曜日, 15 10月 2018 11:13)

    まったく同感です。
    文化に対する飢餓感はたえずあります。
    解決策は難しいですね。
    私は映画、歌舞伎が好きですが年に2~3回
    東京まで行きます。
    そのためのヘソクリ、足腰を鍛える努力(OBABAなので)はしています。
    あっ、私も近くの島暮らしです。答志島より小さく
    僻地離島です。←三河湾佐久島。
    そうそう、図書館に行くのも大変です。

  • #2

    いがちゃん (月曜日, 15 10月 2018 11:50)

    amiamiさん
    コメントありがとうございます!
    埼玉に住んでいたときには想像もつかなかったような悩みを抱えていて、自分のことながらびっくりしています。
    図書館が無いのも厳しいですよね。市役所の連絡所に頼めば本を送って貸し出してもらえますが、本棚を見る楽しみは味わえません。
    佐久島はいつか行ってみたい離島です。(直線距離なら)近くなので、これからもよろしくお願いします。

  • #3

    木下順弘 (月曜日, 26 11月 2018 18:21)

    難しいですね。
    市長でも解決できないですね。
    文化もいろいろありますし。青少年には補助金を出してもらうぐらいしか思いつかないです。

  • #4

    いがちゃん (火曜日, 27 11月 2018 11:12)

    木下さん
    早速ブログ読んでいただきありがとうございます!
    アーティストインレジデンスをやっている地方自治体も増えていますので、方法は色々ありそうです。地道に探っていきたいです。