問題が発生したときにどのように解決するのか。いまの時代大抵のことはお金で解決できます。トイレが詰まったら業者に頼めばいいし、味噌が切れたら買いに行けばいい。だけど、離島だとそうもいかないことがあります。
こんにちは、離島での問題解決方法がだんだんとわかってきた五十嵐ちひろです。
わたしは、鳥羽での移動手段として自転車を1台持っています。これは鳥羽の定期船乗り場の駐輪場に置いており、市内で買い物するときや市役所に仕事に行くときなどに使っています。数ヶ月前、その自転車の鍵をなくしてしまいました。備え付けの鍵の他にワイヤーロックもかけていたので、移動することもできません。
こういうときは自転車屋さんに頼むしかない、と思って相談したのですが「カッター無いと無理だけど、うちでは出張やってないから」と断られてしまいました。本筋とはズレますが、わたしはこれに非常に大きなショックを受けました。今まで住んだことのある町どこで出会った自転車屋さんもみな親切で、困ったときには仕事として以上に親身になってくれる人たちでした。なので、自転車屋さんという人種は万国共通・全国津々浦々どこへ行ってもすばらしい対応をしてくれるはずだ、と思っていたのに鳥羽では違ったのです。それはものすごいショックでした。
そんなわけで、わたしがとった行動は「色んな人に状況を話す」です。自分一人でどうにもならないことは、人の知恵、力を借りるしかありません。
人の知恵、力を借りて成功したイベント島女子会も要チェックです
そうしたら先日、島の友人から「いがちゃん、鍵とれたよ!」との連絡が入ったのです。彼女は、ワイヤーロックを切る道具を別の人から借りてくれて、それを切った後に自転車を島に持って来てくれました。
島の中でも備え付けの鍵を外す手配をしてくれていて、頼んだ人のところに持って行ったら、あっという間に鍵を外してもらえました。
彼女はわたしの話を聞いて、旦那さんに相談してくれていたんです。それで、島にさえ持って帰って来ればこの人がやってくれる、ということをおしえてもらい、動いてくれたのでした。
移住して1年。島の中では、困ったら誰かが助けてくれるのが当たり前になってきているわたしです。でもそれはわたしだけじゃなくって、みんながお互いに助けられたり助けたりするのが当たり前なんです。
都市部ではお金を払えばなんとかしてくれる業者がいくらでも見つかるでしょう。でも田舎では問題解決のために必要なのは、お金じゃなくて人脈です。これが煩わしく感じる人にとっては田舎暮らしはそんなにいいものではないかも知れません。でもわたしはこうやって問題を解決できる環境が好きです。
お金より人脈って話はこちらの記事でも話題になりましたね
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ねぇ~ね (水曜日, 16 5月 2018 10:22)
困った時にこそ、その人本来の性格が出るね。
遠くの親戚より近くの他人‼
今度は助けてあげられるようになるといいね‼
いがちゃん (金曜日, 18 5月 2018 21:14)
本当に。この互助の輪の中に入らなきゃ。