こんにちは、答志の良いとこ発掘人こと五十嵐ちひろです。前に答志のヘンなとこを発掘してみたところなかなか好評だったため、再び発掘人になってみました。答志島の人々の不思議、みなさんはどう思いますか?
① 朝6時に鳴るサイレン
みなさんの住む町では、夕方に「ふるさと」や「夕焼け小焼け」などのチャイムが流れるのではないでしょうか?ここ、答志島では「遠き山に日は落ちて」が流れます。これが不思議と集落によって鳴る時間が違うのですが(桃取と答志は17時で和具は18時)、それよりも不思議なのは、朝の6時にサイレンが鳴ること。(桃取は7時)
初めて答志島に訪れた次の日の朝、旅館の部屋で寝ていると。6時に「ウウーーーーーーーッ」というサイレンの音が鳴り、びっくりしました。でもこれ、ただの時報なんです。分かっていても、寝ているところにに聞こえると「ひゃっ!!」となるので、移住したばかりの頃は、この音で必ず起こされていました。その為、宿泊客のお客さんには、なるべくあらかじめ伝えるようにしています。
ただ、慣れというのは怖いもので、わたし自身は今は全く聞こえずにぐっすり眠れています。
どうでもいい情報ですが、答志のサイレンは6時きっちりに鳴るのに対して、和具のサイレンは3分遅れて鳴ります。なぜ?
②漁師以外の仕事をしていた人たちのプライド
わたしは普段よくリタイヤ世代のおじいさんたちに相手をしてもらっているのですが、その中に何人か、漁師以外の仕事をしていた、という人がいます。主に定期船や遊覧船などの乗組員をしていた人たちなのですが、この人たちが決まって言うのが「漁師とちょっと違うやろ?」
多分漁師より上品とか日に焼けていないとかなんか雰囲気が違うとか、そういうことなんだと思うのだけど、やけに誇らしげに言うのがちょっと面白いです。
全人口の半分以上が漁業従事者と言われている中で、レアな漁師以外の仕事、しかも自営業と違って比較的早めに定年退職する仕事に就いていたっていうことは、ちょっとした自慢であり、おじいさんたちの誇りなのでしょう。
③コーヒー党が大多数
島に来てからというもの、どこを訪ねても、一度もお茶が出てきたことがありません。基本コーヒーです。ちょっと休憩で自販機で飲み物を買うときも「コーヒーいるか?」って聞かれます。家でも事業者の事務所や作業所でも、必ずと言っていいほどあるのが、ネスカフェバリスタ。
お茶では無くてコーヒーを出す理由を何人かの人に尋ねたところ、お茶より手間がかからないからだと言います。また、バリスタだとボタン一つでできるので、更に楽、ということなのでしょう。そう聞いていると、コーヒーを出すのが当たり前でお茶のがおかしいのかな、くらいに思えてきてしまうのですが、答志島に来る前の人生を振り返ってみれば圧倒的にお茶を出された経験の方が多かったので、やはり答志島はコーヒー党が多いということなんだと考えます。
④SNSでめっちゃつながっている
わたしが「答志の人たちって仲がいいなあ」としみじみ感じたポイントの一つに、島民同士がSNSでめっちゃつながっている、というのがあります。友だち同士で繋がっているのはどこでも普通のことなのですが、ここだと、自分の親とか、友だちの親とか、近所のお兄さん、親戚の子など、一様につながっているんですね。
これはみんなが仲がいいのもそうだし、なんでもオープンにできる、地元の人に見られて恥ずかしいことはしていない、ってことなのかなあ、とも思います。
かく言うわたしも、ここに来てからInstagramのフォロワーが爆増して、そのほとんどが答志の人です。(知らない人もいっぱいいるけどhamaguchiとかkawaharaとかyamashitaという名前を見れば答志の関係者だと分かる)
また、出かけた先での動画や、食べたものの写真をSNSに載せると、次に会ったときに「どこ行っとたんや?」「ええもん食うて来たやねーか」などの話題になるのも楽しいところです。
移住から約1年。答志島の多くの「なぜ!?」にも大分慣れてきているわたしですが、それでも改めて考えてみるとまだまだ出てきそうです。きっと第三弾も書くはず。
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元島民 (水曜日, 28 3月 2018 00:29)
ウチが島に住んでた頃は6時も12時も17時も「ウゥーーーー」のサイレンだったので里帰りした時に音楽?に変わってたのがビックリでした�ちなみに6時のサイレンは住んでた頃からほとんど聞いたことないくらい爆睡でした�
いがちゃん (金曜日, 30 3月 2018 13:09)
元島民さん
菅島は今もお昼にサイレン鳴っているのがときどき聞こえます。
住んでいると聞こえなくなりますよねー。