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052 いがちゃんの島レシピ1~めめちをあまじょっぱく漬けたもの~ Recipe 1:Pickled Memechi

おはようございます、移住以来絶賛自炊中の五十嵐ちひろです。島にいるとしばしば(特に男性から)「自炊しとんのか?」と聞かれるのですが、コンビニもスーパーも無い島で自炊せずにどんな食生活送っていると思っているんだろう?不思議です。

 

田舎あるあるですが、ここにいると色々食べ物を貰うことがあります。食べるだけの状態でいただくのが一番うれしいのですが、もちろん素材で貰うことも多く、いずれにせよありがたい限りです。

 

茎わかめは和具では「めめち」と呼びます。
茎わかめは和具では「めめち」と呼びます。

本日(実際には昨日)のいただきものは「めめち」わかめの茎の部分です。この呼び方はどうも住んでいる地域によって違うみたいで、茎わかめというのが普通の呼び方だと思われます。和具の人たちが「めめち」と呼ぶのでわたしもそれに倣うことにします。

塩蔵わかめを作るためにわかめを茹でているところ。
塩蔵わかめを作るためにわかめを茹でているところ。

現在和具では数軒のわかめ養殖業者のわかめの刈り取りが始まっています。わかめの葉の部分やめかぶは製品になりますが、茎は多くの場合自分たちで消費するため、普通のスーパーなどではあまり見かけないかも知れませんが、島ではとてもポピュラーな食材です。

※追記:葉がついている部分の茎はちゃんと製品になります。根元に近い部分の茎を生で消費できるのは産地ならでは、と言えるでしょう。(2018.2.28)

 

先日あるおばあさんに貰った、めめちをあまじょっぱく漬けたものがおいしかったので、真似して作ってみることにしました。

 

まずは、めめちを水で洗い、ナナメに切ります。多分こうした方が断面の表面積が増えて、味が染み込むからですね。

ナナメに切っためめち
幅がまちまちなのは、どの幅がおいしくなるのかを見定めるためです。

醤油、みりん、砂糖をボウルに出します。量はすべて適当です。なぜなら、昨日生のめめちをくれたおばあさんは、調味料のみ言い残して分量は教えてくれなかったからです。別のおばあさんからもらっためめちのあの味を思い出しながら調合してみます。

砂糖がざりざり言っているのが聞こえるけど気にしません。島の人の味付けは甘め。とにかく真似します。

 

そして冷蔵庫に入れて放置。どのくらい置けばいいのか分からないけど、ひとまず夕食で味見してみることにするよ!!

醤油、みりん、砂糖に浸けためめち。
醤油、みりん、砂糖に浸けためめち。

 ~5時間後~

できました!お味はどうかというと・・・うーん、イマイチ。甘さが足りませんでした。十分食べられる味になってはいるけれど、最初にあまじょっぱいのを食べているので、どうしてもその味に近づけたくなってしまいます。そこそこの量の砂糖を入れたのですが、もっと入れなきゃいけなかったのか。そもそもずーっと海に浸かっているわかめの茎なので、塩気があるんだよなあ。おばあさんは、どれだけの砂糖を使ったんだろう。とりあえず、更に倍くらいの砂糖を足して一晩置いてみます!

 

 

できあがり
こうやって写真を並べてみると終始大して見た目が変わらないよね、この料理。

~そして一晩~

大分甘くなりました!そうそうこんな感じ。ちゃんとできあがりました~。このブログを見て、同じものを作ろうと思った人はいないと思いますが、念のためコツを伝えておくと、砂糖はおそれずにたくさん入れること!目分量でめめちの3分の1かそれより多いくらいの量を入れたかと思います。醤油はそれより少なく、みりんはまあ適当にです。

 

島で貰った食材で作る料理は、わたしのようにズボラな人や、料理が苦手な人でも大抵おいしくなります。なぜなら素材が新鮮でおいしいから!!