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029 三重の離島、実際住んでみたらこうだった! How the real life in an island is?

問題です。本日2017年10月21日は何の日でしょうか!!

 

答えは、いがちゃんが答志島に移住して半年記念日です。イエーイ。おめでとう!ありがとう!!わたしは世にはびこる記念日大好き女子ではありませんので、記念日ごとにデートしなくてもいいですし、プレゼントの交換なんてしゃらくせえ、と思うタイプですし、移住してからも、毎月気がつけば〇ヶ月経ってたね~、という感じで過ごしていました。しかし、半年は小さな節目かなー、と思うので、「実際住んでみてどうなのか」という話を改めてしてみようと思います。

Q.不便じゃない?

A.多少不便だけど、全然イケるレベル

島暮らしの何より不便なところは、島外に出かけるときは定期船の時間にしばられるということ。1日に10本程度なので、本土に出た先で乗り換える電車(これも都会と比べると本数が少ない)との接続が悪くて、それによって生じるロスタイムがちょっと勿体なく感じることはあります。また、鳥羽発の最終が18:45(桃取行きは20:10)なので、本土で飲むとか、夕食をとるとか、都市部で夕方に用事があるとかすると、宿泊する必要があります。

 

関連記事 ⇒ 定期船には逆らえない

市営定期船の時刻表(2017年10月21日現在)
市営定期船の時刻表(2017年10月21日現在)

物資に関してですが、急に必要になるようなものは基本的には島の中の商店で揃います。輸送費の関係で割高ですが、全くお店の無いような地域と比べるとずっと恵まれているのではないでしょうか。また、本土へ買い出しへ行くこともできますし、Amazonでだって昼過ぎまでに頼めば次の日に荷物は届きます。料金も変わりません。

ロンク食堂の日替わり定食は島の魚を中心に8品くらい
商店だけでなく、こういうおいしいごはんを800円で食べさせてくれるお店もあるし!

ただ問題なのは、病気のとき。島の中には診療所、内科の医院、歯科医院があります。なので、ちょっとした風邪とかなら対応できるのかな、と思います。わたしはどこもかかったことが無いのでなんとも言えませんが、お医者さんは相性もあるので、島の病院には行かないという人もいます。

島内にドラッグストアは無いので必要な常備薬は切らさないように気を付けます。また婦人科は鳥羽市内にも無いので、上に挙げたような定期船と電車の合わせ技で、半日仕事になります。小さな子を持つ人を見ていると、病院の待ち時間に加えて定期船の待ち時間も加わり、辛そうにしている子どもを見るのはかわいそうだな、思います。

Q.プライバシーは守られる?

A.思っていたよりは守られていると思う

わたし個人は漏れ伝わって困ることが広まった、という経験はありません。移住してすぐのときに、近所の商店でした買い物の内容を町内会長が知っていたこととか、裏の家の人が電気の点いているいない、でわたしが起きているかどうかわかる、って言ったこととかにびっくりしたけど、心配してくれているからだっていうのはよく分かっているので、気になりません。

 

人の話だと「あそこは海苔でウン千万儲けた」とか「この人は貯金が2千万ある」とか、主にお金の話で色々な個人情報を聞きますが、眉唾ものも多いみたいです。

そういえば、わたしが来る前に町内会副会長が青年団に向けて「今度20代の女の子が移住してくるけど外国人の彼氏がいるそうなので手を出さないように」って通達を出したらしいことには「オイオイ」と思いましたが、実害はないのでよしとしましょう。いないけどね。

唐突にこの夏ブログに書きそびれた海女漁の写真を出してみる。
唐突にこの夏ブログに書きそびれた海女漁の写真を出してみる。

Q.人間関係は大丈夫?

A.非常に良好(と思っている)

和具町内のおじいさんおばあさんを始め、みんなにかわいがられ大事にしてもらっています。友だちがいないと嘆いていた時期もありましたが、一緒にお酒飲む友だちは何人かできたし、今日から始まった「リトアート展」のような企画を一緒にしてくれる仲間もいます。本当にありがたいのが、わたしのことをヨソモノと言って虐げる人が一人もいないこと。これは正直びっくりでした。(10人か20人くらいはいると思っていた。)

Q.文化的なギャップは無い?

A.多少ある

まずは食べ物をちょこちょこ貰うってこと。実家にいたときも、うちと両隣の家はどこも庭に果物がなっていたので、時期になるとお互いにあげることがありましたが、年に数回程度。島の中では、大漁だから近所に配るとか、人からたくさんもらったからおすそわけとか、珍しいものが手に入ったから調理した状態でくれるとか、そういうのが当たり前。この文化は大好きだ!

もらったタナゴで謎の洋風煮物を作ったりもしました。
もらったタナゴで謎の洋風煮物を作ったりもしました。

モラルやマナーの観点で文化が違うかな、と思う点も多々あるのですが、今回は具体的な例を挙げるのは差し控えておきます。

あとはみんなテレビをよく見ていると思う。おやつやおつまみのことを「テレビ見るときに食べるもの」って呼ぶし。

まとめると

ひとまず、移住する前に気になるかなって思うようなことを中心に書いてみました。総括すると、わたし個人には離島の暮らしって合っているんじゃないかな、ということ。自分で言うのもあれですが、わたしは驚異的な適応能力を持っているので、それによって生じずに済んだ問題っていうのは、結構あるのかな、と思います。だから、離島への移住は誰にでも勧めないし、都会で暮らす人の生活を否定しようなんて気持ちもありません。ただ「離島の暮らし、知りたかったら一度来てみてね」とは言わせてください。

 

一説には島の暮らしは「半年は楽しい、それからは辛い」らしいので、これからが本番なのでしょう。

 

関連記事 ⇒ 移住まで道【前編】 【後編】

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コメント: 2
  • #1

    ヤスヨ (木曜日, 26 10月 2017 12:33)

    楽しみなが突き進んでいるいがちゃんが頼もしく感じます。
    これからも、突き進んで下さい‼

  • #2

    いがちゃん (金曜日, 27 10月 2017 21:05)

    コメントありがとうございます。
    また色々たくらみ中~。